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2016-03-17 00:00:00
『その事件は、年内最後の営業日に起きました。』

いつもありがとうございます。
今回の担当の近藤です。

何年か前の年内最後の営業日に、ある事件がありました。
それは私が売り依頼を受けていた仙台市の1200万円の売りアパートで
満室利回り20%ぐらい出る物件の事です。

12月27日(年内最後の営業日)に急きょ契約する事が決まり、
その2日前に物件調査のため新幹線で仙台に行きました。いろいろ調べているうちに、
いくつか問題点が出てきました。

例えば「接道している私道の持ち分がない」とか
「水道管を隣のアパートと共有している」とか
「建物が傾いている」などです。

それでも1000万円台で10室もある事や、外壁・屋根も1年前に
リフォームしていてキレイになっているので条件は良い物件でした。

10室中3室入居で入居率も悪い物件でしたが、申し込んでいるお客様は
それを承知で買いたいというので契約の準備をしていました。
しかしある事が発覚してしまいました。

それは契約前日に、売主さんから郵送で届いた資料を見ていた時の事です。

家賃の入金明細を見ると、どう見ても滞納しているのです。
それも3室中3室。なかには先月、1万円と格安で入居したばかりの人もいました。
でも、その人も滞納です。

さらに賃貸借契約書も1室分足りませんでした。
私はあわてて熊本県に住む売主さんに電話をしました。

すると「えーっ!本当ですか?」と
売主さん本人も知らなかったようです。

念のため管理会社に聞いてみると、やっぱり滞納しているようです。
管理会社が入っているのに、どういう管理をしているのか?
まったくあきれてしまいます。

こんな事もあり年内最後の営業日の契約は当日事情を説明して、
もちろんキャンセルとなりました。

この仙台のアパートは結局、翌年の5月にやっと売れました。
問題だらけで空室も多い物件でしたが、最後はナント!!
10室満室になりました。

まわりのアパートは空室だらけのこのエリアで、
どうやってこの物件が立ち直ったかは、近いうちにお話ししたいと思います。