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世田谷店の村田です。
不動産の価格上昇について
よくどの地域が何パーセント値上がりをしたと過去形の記事を見かけます。
どのくらい上がったのかは、上がった後に確認するものなので、
過去形になるのは致し方ないのかもしれません。
では実際に上がっている最中に実感することは無いのかというと、そうでもありません。
どういう上がり方をするかというと、出ている物件に満額で申し込みを入れたのに
もっと高くしないと売らないと云う例もあるにはありますが、
もっと良くあるのは、検討した物件に申し込み入れたら、一番手を取れないことです。
不動産の不思議として、「売れ時は重なる」というのがよくあります。
これは売れ残っていた物件であっても言える事で、
その地域その価格帯で一番良い物件と自分が判断した時には、他の人も同じように気に入っているものです。
そして一番良い物件が売れてしまうと、その地域その価格帯で二番目に良い物件が一番に繰り上がります。
この一番と二番の差が「物件が上がっている状態」です。
そして市場が活発な時は、一番が売れたらそれより良い物件が出る確率が極端に低くなります。
なぜならば売主様は少しでも高く売りたいので、売れる価格より安くすることは無いからです。
勿論、物件の良し悪しはそれぞれの価値観によって変わりますが、
少なくとも同じ考えの人から見たら、一番良い物件は共通します。
物件が上がる前に買うという事は、その時自分にとって一番良いものが売れる前にそれを押さえる事であり、
その判断力を養うのは物件を見るしかありません。
他の人に競り勝つために、こんどの土日に物件を見て回りませんか?