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世田谷店の村田です。
この一年で利回りが相当下がりました。
市場は完全に上がり相場です。
お客様からよく聞くのは「良い物件がなくなったね」というお言葉。
物件の良し悪しはそれぞれの好みに因りますが、確かに利回りは下がり、
積算も出ない物件ばかりになりました。
ただそれだけで良くない物件と決め付けられるのでしょうか。
一年前、なぜ高利回り物件や高積算物件が出回っていたのかといえば、
所謂失われた20年の総決算的な時期で、日本はどうなってしまうのだろうと
暗い未来に危機感を募らせる人が大勢を占めていた時期で
そんな暗い状況に不動産を購入するのはハイリスクと判断するのが普通でした。
実際,この失われた時期の間にはリーマンショックもありました。
そしてハイリスクの時期に買ったのであれば、ハイリターンを得られるのは当然ですが
それも景気が持ち直した今だから言えることでしょう。
今はどうかといえば、先に書いたとおり上げ相場です。
上げ基調ということは、よほど変な物件を購入しない限り、いざとなれば売って債務を無くすことが、比較的簡単に出来ることが見込めます。
つまり失敗しづらいローリスクの時期です。
また、インフレで貨幣価値が下がるのであれば、預貯金など目減りしないよう資産の組み換えが必要になります。
失われた20年に勇気を出して投資して成功した方の慧眼は素晴らしいと思いますが、
その売り上げで得た現金を今の時期に目減りさせない努力も必要ではないでしょうか。
難しい時期に感じたハイリスクと今の上げ基調のリスクを同じ感覚で捉えて動かないのは
勿体無いと思う次第です
上げ基調の時期にはその時期なりの投資方法があり、それに見合った「良い物件」があります。
以前とは違う相場観をもう一度養うために、今度の土日に物件を見に行きませんか?