不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社のネットワークにおける2013年7月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。対象は、登録物件が新築戸建9,153件、中古マンション1,208件。成約物件が新築戸建1,708件、中古マンション385件。
新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,250万円(前年同月比1.6%上昇)で、5ヵ月連続のプラス。平均成約価格は1戸当たり3,260万円(同2.0%上昇)と、5ヵ月連続のプラスとなった。成約件数がトップの神奈川県が再び上昇に転じ、2位の埼玉県も上昇したことで、23区と都下のマイナスをカバーしたことが要因。
一方、中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,217万円(同6.4%上昇)と17ヵ月ぶりにプラスとなった。平均成約価格は、1戸当たり2,030万円(同3.3%下落)と2ヵ月連続のマイナス。価格の高い東京23区が3ヵ月ぶりに下落に転じ、成約の多い神奈川県もマイナスに転じる等、一部エリアを除き2,000万円以上の物件割合が総じて低下しており、ユーザーの低額物件シフトが顕著となっている。