三鬼商事(株)は8日、2013年10月末時点のオフィスビル市況をまとめた。
東京ビジネス地区(都心5区)の空室率は7.56%(前月比0.34ポイント低下)と、4ヵ月連続の低下。新規供給が少なく、既存ビルの成約が進み、地区全体で1ヵ月間に約2万4,000坪の空室が解消した。
新築ビルの空室率は17.04%(同1.08ポイント低下)。10月は3棟(合計延床面積3万2,000坪)が竣工。大規模ビル4棟が「既存」の区分になったほか、成約も進んだことで1ポイントを超える低下となった。既存ビルは7.39%(同0.31ポイント低下)。大型の空室が成約したことで7%台前半まで改善した。
1坪当たりの平均賃料は新築2万6,500円(同3.6%上昇)、既存1万6,043円(同0.1%下落)だった。
大阪ビジネス地区は新築ビルに大型成約があり、平均空室率は9.88%(同0.09ポイント低下)と、7ヵ月連続の改善となった。1坪当たりの平均賃料は1万1,277円(同0.2%上昇)。