先日、指値を大きくしたがために結果的に欲しい物件を買えなくなってしまった方がおりました。
買主様にすれば少しでも安く買いたいわけですから気持ちは分ります。
戦略としてはこうでした。(大きく?)指してみて、売主様の反応を見ながら、少しずつ買い上げて行く。
纏まったところで契約を行う。というものでした。
ところが、この徐々に言い値を上げてゆくのが、売主様の気持ちを硬くしてしまったわけです。
ここ最近、特に今年に入ってから、今まで通っていた指値が通らなくなっていると思います。
株価が上昇するように、もう少し持っていれば土地も上がるのではないか?とお考えの方が
増えてきていることが原因かと思います。
それでも事情があって売る人にしてみても、大きな指値を断っても、次の人がいると、
強気のお考えをされる方が多いのでしょう。
株の様にその時に買えなくても、次のチャンスを待って買うことが出来ないのが不動産です。
なにしろ世の中に1つしかない訳ですから。
物件の数も少なくなって着ているのも、少しずつインフレ傾向に移行しつつある表れです。
購入に仕方ひとつにしても、戦略の練り直しが必要になっている気がします。