(株)リクルート住まいカンパニーは30日、「『住まいの買いどき感』調査(2013年6月度)」を実施、その結果を公表した。
同調査は、一般消費者が「今が住宅の『買いどき』」だと感じているかどうかの実態を把握する目的で実施しているもの。7大都市圏を対象に3ヵ月に1度インターネットによる定期的な調査を行なっている。調査期間は6月27~28日、有効回答数は3万3,752サンプル。
今が住宅の“買いどき”だと感じているかどうかについては、「感じている」と回答した人の割合が21.5%と3月調査比で0.6ポイント下落した。もっとも12年12月調査比では2.4ポイント増で、13年に入ってからは12年よりも高い水準を維持している。
しかし、対象を住宅の購入、建築、リフォーム等を具体的に検討している人に絞ると、「買いどき」だと感じているとの回答は51.3%と約半数を占める。
中でも、大規模リフォーム検討者で65.1%、建て替え検討者(注文住宅)で56.1%となり、増税後の反動抑制策がないリフォーム分野や増税インパクトの大きい注文分野で、今が「買いどき」との回答が相対的に多い傾向となった。
「買いどき」だと感じている人に、過去3ヵ月間の具体的な行動についてたずねたところ、「情報収集等をした」が22.6%(前回調査比3.4ポイント下落)と減少しているのに対し、「資料請求をした」13.8%(同1.3ポイント上昇)、「見学した」16.2%(同1.6ポイント上昇)と実際の検討行動を行なった人は増えていることが分かった。
なお、今が「買いどき」だと感じる理由としては、「今後、消費税率の引き上げがあるから」が48.5%で他の回答に差をつけてトップに。以下、「金利が上がりそうだから」(29.9%)、「住宅価格が上昇しそうだから」(25.8%)、「物価が上昇しそうだから」(22.4%)と続いた。