不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社のネットワークにおける2013年12月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格と成約価格を発表した。対象は、登録物件が新築戸建て8,875件、中古マンション891件、成約物件が新築戸建て1,373件、中古マンション310件。
新築戸建ての平均登録価格は3,267万円(前年同月比2.7%上昇)と、プラスに転じた。成約価格は3,244万円(同0.5%下落)と10ヵ月ぶりにマイナス。価格の高い東京23区と成約数の多い神奈川県がともに下落したことが要因。上昇基調だった23区は、5,000万円以上の物件シェアが3ヵ月連続で3割を超えたが、高額エリアの成約が伸び悩み、3ヵ月ぶりに下落。埼玉県は10ヵ月連続で上昇するなど、エリアによる違いが目立った。
中古マンションの平均登録価格は1戸当たり2,114万円(同0.3%下落)と6ヵ月ぶりのマイナスに。成約価格は2,056万円(同1.1%上昇)で、3ヵ月連続の上昇となった。11月に大幅上昇となった23区は、投資向き物件への需要が伸び、1,000万円未満の物件割合が増加したことで、3ヵ月ぶりに下落した。