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営業部の村田です。
去年の7月のデータではありますが、総務省発表によると、全国の空き家は820万戸だそうです。
これは当時の総住宅数に占める割合が13・5%と、かなりの量です。
そんな空き家について、「こんなに空き家が多いのだから、今後、アパートの入居率は見込めなくなる」という声がたまに聞こえますが、
果たして本当にそうでしょうか。
そもそも空き家になっている理由はどこに有るのでしょうか。
多くは、住みたくとも老朽化が激しく、実住にも賃貸にも使えない物件だから空き家になっているものです。つまり現役アパートの競争相手になる以前の物件です。
それをフルリフォームして再生されたものも、たまに出てはきますが、
それほどの量ではありません。リフォーム代がかさんで効率が悪くなったり、
出口的に融資が難しいなどの問題を抱えることになるので、リノベーション物件として、ライバルになる確率は低いです。
つまり今有る空き家の殆どは有効利用されないまま、将来的に「売り地」として出てくる可能性が高い物件であって、
空き家として現役アパートの入居率の低下に直接関わるものではありません。
投資をするにあたり、危険を察知し回避するのは大切なことですが、
無用な心配を根拠に良縁を逃すのは勿体無い話だと思います。
(個別面談受け付けます。村田までご連絡ください)