不動産投資に節税の知識は重要です。
詳しくはネットで調べたり、本を読むのがイイですが
いちばん堅いのは税務署に聞く事です。
私も仕事がら、税金の質問が
お客様から来ますので、そんな時は
近くの税務署に電話して聞きます。
過去に聞いた事と言えば
・印紙の貼っていない領収証は、だれが印紙を貼る義務があるか?
・土地建物の内訳は、どうやって決めればいいのか?
・収入印紙で所得税は払えるのか?
・売買契約書に、土地建物の内訳の記載がない場合、どう申告すればいいのか?
・敷金を預かった時、領収証に収入印紙を貼るのか?
などなど。
お客様に聞かれて、わからない事は
適当に答える訳にいかなので、必ず税務署に聞きます。
こんな事を繰り返しているので
今では、だいだい即答できるようになりました。
さて、10月から消費税10%になります。
そうすると「消費税が上がる前に、不動産を買ったほうがよいですよ!」
と言う話が出てきます。
確かに不動産は高額なので
税率が2%あがるだけでも
かなり金額がアップする印象があります。
例えば5000万円に対する8%は400万円
10%なら500万円で、その差は100万円です。
これは確かに大きい差です。
しかし、ちょっと待ってください!
不動産の取引は、個人どうしなら
非課税取引になるケースが、多いので実際は
消費税が上がっても、下がっても関係ありません。
でも、消費税が不動産取引に全然関係ないのか?
と言うと、そうではなく仲介手数は税込みなので
ここは変わります。
例えば5000万円の
8%税込み仲介手数料は1,684,800円です。
これが10%税込み仲介手数料は1,716,000円。
その差は31,200円です。
同じ不動産を買うのであれば
9月中と10月以降では、上記の差があります。
また火災保険料や、銀行の融資手数料など
諸費用のうち、消費税がかかる費用は変わります。
これを踏まえて、検討して頂ければ
問題ないと思います。
それでは、不動産投資の事ならクリスティまで。